瀬口祐介

高校卒業後、博多の高玉などで十年間修行。そしてモナコ公国の五ツ星ホテル メトロポールモンテカルロの副料理長・鮨の指導者として海を渡る。モナコ公国アルベール大公とシャーレン妃の挙式で、ジョエル・ロブション氏やアラン・ デュカス氏と供に王宮内で鮨をふるまう。2012年帰国。菊鮨を継ぐことを決意し、「その日一番旨い鮨」を心に、握る。

菊鮨のあゆみ

菊鮨は34年前、博多の地でカウンター6席の小さなお店を開業いたしました。私が産まれる前の話しでございます。
春日の地へ移転してまいり早26年、
苦楽を共にしたお店を今、改装致しております。
今までのカウンターの木材を握りて後ろの戸棚の天板にし、樹齢100年を越える銀杏の木材を新しくカウンターとして出迎えます。
この銀杏の木材は、何ヶ所かふしがあり、どことなく荒削りな良い味をしております、なんとなく私自身と似ているような、そんな気にもなり、その木を選びました。
先代から引きつぎ3年目、創業35年目の菊鮨の進化と、成長を楽しみにしていて下さい。